マンション管理士の試験

国家資格であるマンション管理士は、マンション管理に関する様々な事柄に対処する総合コンサルタントの役割を担っています。

 

この資格を取得するには、年1回行われる試験に合格することが必要です。合格者は、財団法人マンション管理センターに登録してはじめてマンション管理士として業務を行うことができます。

 

マンション管理士の試験実施の概要は毎年6月中旬ごろに発表されます。受験案内・申込書の配布は8~9月です。試験を実施する財団法人マンション管理センターのホームページからもダウンロードができます。

 

受験申込みは9月です。11月下旬にマンション管理士の試験が行われます。翌年1月に合格発表があり、合格者は登録してはれてマンション管理士の名称で業務を行えるのです。

 

マンション管理士の試験は誰でも受験できます。特に受験資格はありません。年齢や国籍なども一切問いません。

 

試験時間は2時間で、問題数は50問・4択で行われます。管理業務主任者試験の合格者は、このうち5問免除(=5問正解扱い)となります。50問中37問以上正解で合格となります。平成20年度の試験での受験者は19,301名、合格者は1,666名、合格率は8.6%でした。

 

試験内容は、区分所有法や建築基準法などマンション管理に関する法令・実務、管理組合運営円滑化、マンションおよび付属施設の構造や設備およびその診断、長期修繕計画、大規模修繕、マンション管理適正化法など、これらに関することです。